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お知らせ

北海道大学とAlliance/CIATが新たな国際拠点の創設に向け共同準備に関する覚書を締結しました。

2026年9月25日、北海道大学百年記念館において、北海道大学と国際的な農業研究ネットワークCGIARの一員であるAlliance of Bioversity International and CIAT(Alliance/CIAT)は、日本発の食料・農業分野の研究成果や技術を世界の実証・社会実装へとつなぐ「Japan-CGIAR Food-Agri Innovation Hub」の構築に向け、共同準備に関する覚書(MOU)を締結しました。

締結式には、北海道大学の寳金清博総長をはじめ、大学関係者、Alliance/CIATからDr. Mark Lundy氏、石谷 学 氏らが出席しました。式典は、終始和やかな雰囲気の中、滞りなく進み、寳金総長とDr. Mark Lundy氏がにこやかに言葉と握手を交わし、両機関の新たな連携が力強くスタートしました。

北海道大学とCGIARをつなぐ、歴史的な縁

挨拶の中でDr. Mark Lundy氏から語られたのが、北海道大学との特別な縁です。Lundy氏は、北海道大学の前身である札幌農学校の初代教頭として知られるウィリアム・スミス・クラーク博士の玄孫にあたります。北海道大学が創基150周年を迎える節目に、そのクラーク博士の子孫であるLundy氏がAlliance/CIATを代表して北海道大学との新たな連携に携わることについて、自身と本学との深いつながりにも触れながらスピーチしました。

寳金清博総長
Dr. Mark Lundy氏

150年前に札幌農学校から始まった北海道大学の歴史と、これから世界へ広がる食料・農業研究の連携。その二つが重なる、象徴的な締結式となりました。

日本の技術を、世界の農業現場へ

今回のMOU締結を通じて両機関が目指すのが、「Japan-CGIAR Food-Agri Innovation Hub」の構築です。

この構想では、日本の大学や研究機関、企業などが生み出した食料・農業分野の技術やスタートアップを、CGIARが持つ研究知見、国際ネットワーク、海外の実証・実装拠点へとつなぎます。海外での実証や現地への技術適合、事業化、資金調達、海外展開までを一貫して支援する国際的な共創・実装プラットフォームを目指しています。

Hub 構想におけるIRAFFの取り組みを説明する西邑 隆徳 副学長
Hub 構想の説明を行う 石谷 学氏 (Principal Scientist)

北海道大学を日本側の主要拠点の一つとして、国内外の大学・研究機関、CGIARの研究センター、企業、スタートアップ、金融機関、政府機関、農業団体などをつなぐネットワークの構築について、今後具体的な検討を進めていきます。

北海道から、世界の一次産業へ

気候変動、食料安全保障、農業人口の減少、天然資源の劣化など、一次産業を取り巻く課題は一つの大学や一つの国だけで解決できるものではありません。

だからこそ、北海道大学が培ってきた農林水産分野の研究力とフィールド、そしてCGIARが世界各地に持つ研究・実装ネットワークをつなぐことには、大きな可能性があります。

今回のMOU締結は、その第一歩です。今後は、Japan-CGIAR Food-Agri Innovation Hubの設立に向けた準備を進め、海外実証、社会実装、人材育成、事業化など、具体的な連携を形にしていきます。2027年中の正式設立を見据え、両機関による検討が進められる予定です。

プレスリリース : 北海道大学とAlliance of Bioversity International and CIATがフー ド・アグリ国際イノベーション拠点構築に向けMOUを締結~日本発フード・ア グリ技術の海外実証と事業化を加速~ https://www.hokudai.ac.jp/news/pdf/260925_pr2.pdf